スパークリングワインといえば何を思い浮かべますか?
真っ先に浮かぶとしたらシャンパンではないでしょうか?
ちょっとしたお祝い事、パーティーなどなど
重要な場面ではとても重宝されるのがシャンパンですね。
今回は、シャンパンについて少しお話します。
シャンパンってなに??
正式にはシャンパーニュと言います。
シャンパーニュ委員会はシャンパーニュと呼んで欲しいみたいだけど
日本では「シャンパン」が既に日本語として定着してしまったため
もう諦めかけているようです。(笑)
このブログではシャンパーニュと呼ぶことにします。
シャンパーニュ地方とはかつてのフランスの州の1つで現在では複数の県にまたがっています。
フランスの〜
ここらへ〜ん↓
シャンパン = シャンパーニュ
これは決まりなので絶対です。
フランスの原産地呼称委員会によって
それ以外の地域のワインが
シャンパーニュを名乗ると彼らは
大激怒します。
というもの、
TRIPS協定の地理的表示というものに指定されているので世界的にブランドが保護されているんです。
シャンパンの特徴
簡単にいうと、
フランスのシャンパーニュ=アルデンヌ地域圏で生産されたブドウのみを使い、
瓶内二次発酵を行った上で封緘後15か月以上の熟成を経たスパークリングワインのこと。
ということです。
やはりシャンパーニュの代表作といえば
モエ・エ・シャンドンではないでしょうか?
ちょっとキャバクラとかホストの御用達感が強いですけど、ドン・ペリニヨンもれっきとしたシャンパーニュです。
使用されるぶどう品種
シャンパーニュで使用されるぶどうはAOCという決まりに基づいたものです。
まず超代表的な三種類のぶどう品種を紹介します。
- ピノ・ノワール
- ピノ・ムニエ
- シャルドネ
実はその他にも5種類のぶどうの使用が認められています。
そのため全部で8種類のぶどうが認められています。
- アンフュメ
- ピノ・グリ
- ピノ・ブラン
- アルバンヌ
- プティ・メリエ
青文字で書かれた品種は白ぶどうです。
赤文字で書かれた品種は黒ぶどうです。
ピノ・グリは白ぶどうですけど専門的には微妙なところなので一応ピンク色にしておきました。
白ぶどうのみで造られるシャンパーニュを
ブラン・ド・ブラン
黒ぶどうのみで造られるシャンパーニュを
ブラン・ド・ノワール
と言い、ちょっと値段がお高く設定されています。
基本的に最初の3種類の場合が多いです。
最近では後半の5種類を使用するシャンパンが
少しづつ増えてきている印象です。
シャンパンの製造方法
シャンパンはまさにシャンパーニュ製法こと
瓶内二次発酵で製造されます。
特徴として特に下の作業は
覚えておいてもいいかもしれません。
- 元のワインは様々なレシピによりブレンド(アッサンブラージュ)される。
- 二次発酵のために酵母やシロップを添加(ティラージュ)する。
- 出荷前に甘さ調整などのためにシロップを添加(ドサージュ)する。
瓶内二次発酵とは
一般的なスパークリングワインは
大きなタンクで一気に大量生産されます。
ところがシャンパーニュやCAVAなどのスパークリングワインは
ワイン一本単位で生産されています。
これは、シャンパーニュの先駆け(?)のドン・ペリニヨンを発明したドン・ペリニヨンさんが考えた製法なんです。
ステップを簡単にまとめます。
- スティルワインをびんに詰めます。
- 糖分と酵母を加えて密閉します。
- 瓶内で炭酸が発生するまで発酵させます。
- 熟成期間が経てば販売されます。
熟成させたり、澱引きしたりと
手間暇がかかる製造方法なんです。
今度しっかりまとめます(笑)
シャンパーニュって実は…?
シャンパーニュは高級感のありとても上品で美味しい!!
というイメージを持たれる方が多いようですが
必ずしもそうとは言い切れない(?)と思うところもあります。
シャンパーニュというブランドが先行しすぎて
そんなに美味しくないシャンパーニュが
かなり高価!!なんてのもあったりします。
なので、自分が美味しいと思うものを飲む
というのが一番いいことだと思います。
それでもシャンパーニュには他のスパークリングワインより厳しい規則の元で生産されています。
自分の美味しいと思うシャンパーニュを
探してみてくださいねヽ(・ω・)/